人はふとした時に自分の死について考える。
もちろん、10代や20代の時はめったにそんな機会はないけど、
それでも友人が交通事故で亡くなったとか、皆無というわけでもない。
それが、40も過ぎてくると頻度的にかなり上がるのではなかろうか。
このころから親の死に直面する人も多くなる。
もちろん、肉親の死は筆舌に尽くしがたい悲しみである。
しかし、どうじに心のどこかで、次は自分の番であると悟るのではないだろうか。
どう死ぬかということは、つまり、どう生きたかである。
終活とは、実は若いうちから始まっているのでないだろうか。
「終活」という言葉をご存じだろうか。「最期」の時に向けて、葬儀やお墓の準備を始めることを指す造語だ。この「終活本」ともいうべき書籍や雑誌が、軒並み刊行中だ。
「終活」の言葉を生み出したのは、「週刊朝日」で昨年8月から12月まで続いた連載記事「現代終活事情」。葬儀やお墓にまつわる基本知識や最新事情を紹介したものだが、このほど、連載に加筆したムック本『わたしの葬式 自分のお墓』(朝日新聞出版)が発売された。葬儀社の良しあしの見分け方や、火葬のみを簡素に執り行い人気を集める「直葬」などを紹介。担当者はこう語る。「連載中、たくさんの反響が寄せられ、失敗談のみならず『信頼できる葬儀社はどこか』『散骨したいが窓口を教えて』といった問い合わせも多くいただきました。葬送にまつわることは切実な問題なのに、情報が枯渇していることを実感した」